61.決断
2024/01/22
前回のあらすじ
断罪の間のフカビトと戦ったアモロ観光局! だが一人迷宮を進むクジュラと出会い…
海都

アモロ「よく寝たぜ~これで話し中に寝なくて済むぞ!」

白兎「いや、居眠りしちゃダメでしょ」

トコ「フローディア様」
フローディア「どうやらクジュラの話を聞いたようだね。
…少し遅かったけど、まあ今からでも考え直してくれればいいさ」

アモロ「話ってどんな話だろ?
クジュラもザイフリート様ファンクラブに入りたいのか?」

八十「私に分かるといいのですが」

白兎「いやいや、別にそんなのじゃないですよ!
だって私深都の中だとほぼ気絶してますしー…
」

アモロ「オレの方がお礼を言いたいぜ!
だってまた生きたザイフリート様に会えたんだから、姫様万歳だ!」

ヨグ「調子の良い方ですねぇ」

トコ「…」
グートルーネ「…トコ。
この事はもっと前に伝えるべきだったわね、それこそ貴方がこの街に帰って来た当日にでも…」

白兎「生物…まぁ樹も生きてるけどさ、そう言われると何だか怖い」

アモロ「いやー、オレたちの頭の上には星の数ほどの不思議が浮かんでるんだなぁ」

ヨグ「世界樹は魔と戦うのが目的、その戦力として深都を求めた…深王の話とほぼ同じですね」

八十「何のことかさっぱりです」

八十「ザイフリート…アーモロード王家最後の王…」

アモロ「ザイフリート様!ザイフリート様!」

ヨグ「うわっ!とつぜん暴れないで下さい、どうどう」

アモロ「ザイフリート様!ザイフリート様!ザイフリート様!ザイフリート様!」

白兎「ダメだ完全に興奮してるよ…ほらアモロ深王のミニミニ肖像画だよ、大人しくしてないと怒られるよ?」

ヨグ「良く言えば、体裁の良い生贄ですねぇ
…哀れなものです」

トコ「…そんなのって、ダメですよ」
グートルーネ「貴方が療養の為に街を去ると聞いた時、私たちは貴方がアーモロードに帰って来てくれた時にこの事を話すと決めました。 まさかそれが貴方を苦しめていたなんて…後悔してもしきれないわ」

トコ「…どうか謝らないで下さい。
悪いのは勝手に疑心暗鬼になった私なんですから」
グートルーネ「いいの。 例え貴方が私たちをどう思っても、私たちは貴方を大切な仲間だと思ってる。フローディアもクジュラもね」

トコ「…そんな事があったなんて」
フローディア「あの時のあんたはまだ10にもならないガキだったからね、無闇に話したら療養に集中できないと思ったのさ。
姫様の話を聞いてどう思った?」

トコ「まだ、分からない事だらけですが…姫様のお話を聞いて目が覚めたような気分になりました」

白兎「でもそれって危なくない、フカビトは恐怖を餌にするんだよ?
…このお婆ちゃんは戦えそうだけどうぐっ」

アモロ「確かに!
肝が据わってるもんなぐふっ」

アモロ「ということは全てが終わったら深都を陸に引き揚げるのかーっ!?」

ヨグ「何ですかその想像は。
まぁ…元老院がこれなら我が神の敵では無いですねぇ」

トコ「了解しました。
深都へ赴き、深王様に元老院の意向を伝えますわ」

白兎「また深都へ行くのーっ!?」
深都

アモロ「
(…でもどうする世界樹?トコが立ち直りかけてるぜ。
うんうん…オレは魔を倒すことだけに集中すればいいんだな、オッケー!)
」

ヨグ「…立ち止まってどうしたんですか、アモロさん?」

トコ「海都の元老院よりフカビト退治に関する意見をお伝えに参りました、どうか話を聞いて下さいますか?」

トコ「ありがとうございます深王様。
実は元老院も一部ではありますが元よりフカビトの存在を認知しており──」

八十「──という訳です」

ヨグ「ですよねぇ、人間如きの矮小な存在が我が神に適う訳など無い」

白兎「…遠回しに私の任務が無下にされた気がする」
深王「いくら戦力が十分であっても恐怖を糧にするという基礎知識すら知らないのであれば無駄だ。
…それに卿は前にも元老院に所属していながら蚊帳の外に追いやられた経験があったのだろう?
それについて大変悩んでいたとも聞いている」

トコ「何故それを…?」

アモロ(羨望の眼差し)
深王「目的の為に真実を秘匿し、全てを終えてから明かす。
彼らが何を考えているのかは知らぬが…卿に対する元老院の対応は態度はあまりにも不誠実だと言わざるを得ない。
何度も言うがフカビト退治に必要なのは強さよりも精神力だ、そう考えれば嘘がどれだけの罪であるか…分かるはずだ」

トコ「了解しましたわ、一度元老院の方へ報告させていただきます…」

ヨグ「…何というか普段の深王様らしくないですねぇ」

アモロ「あーん!トコばっかり羨ましいぜ~!」
光輝ノ石窟 - 11F

トコ「クジュラ様、元老院の方で話を聞いて参りました」

八十「お元気そうで何よりです」

トコ「はい。
全て聞かせてもらいました」

アモロ「勿論!一言一句聞き逃さなかったぜ!」

トコ「待ってください…クジュラ様、質問してもよろしいでしょうか。
海都と深都、双方の意見を聞いても私…まだ答えが出なくて、こういう時はどうすればいいんでしょう…」
クジュラ「…自分の胸に聞いてみろ。
お前も姫様に仕える身なら答えは出ているはずだ」

ヨグ「行ってしまいましたねぇ」

トコ「私がどうしたいか、ですか」

ヨグ「さて、皆さんはどうしたいですか?
個人的な理由もありますが…私としては海都に付くのが円満かと」

八十「私は同士討ちでも何でもどうでもいいですね、恐らくテオドラさんも同じ事を言いそうです」

白兎「深都が正しい事を言ってるのは分かるけど、だからって海都の人が悪い訳じゃないし…どっちが良いんだろ」

トコ「…私は、海都に着くべきだとは思っていますがどうしてか、心の底から頷けなくて」

アモロ「なぁトコ。
だったら深都でフカビトと戦って、詳しくなってから海都で教えてあげれば良いんじゃないのか?
別視点からなら元老院の内緒も分かるかもしれないし、別に裏切った訳じゃないからばーちゃん達も許してくれるだろ!
ほら、スパイみたいにな物だと思えばいいんだよ!」

トコ「スパイ、諜報活動ですか…」

ヨグ(…雲行きが怪しくなってきましたねぇ)

ヨグ「十中八九クジュラでしょうねぇ、何の目的があるのやら」

アモロ「クジュラのヤツ深海に何の用事があるんだろ…あんこう鍋?」

八十「海都の侵入者を止めたら首を斬られていただけますか」

アモロ「うおお八十ッ!
この期に及んでまでザイフリート様に刃を向けるとはっまずはオレが相手だうぎゃーーっ!!」

トコ「私は、真実が知りたい。
フローディア様やクジュラ様に何故秘密を明かして頂けないのか…私はその理由を知りたいんです。
…それに、私が深都でフカビト退治を頑張れば海都の方々や姫様たちは傷つかなくても済みますよねっ」

白兎「…トコちゃん」

ヨグ(人の手で魔を討つ事への無謀さに関しては同意ですけどねぇ…この事態、テオドラさんになんと報告するべきか)

白兎「わぁぁ」(ショック死)

八十「白兎さん息してませんね、ここに置いて行きますか」

ヨグ「言ってる場合ですか!
だれか!担架を!」

トコ「無知は罪、ですか」

アモロ「ムチ?」

白兎「あ、ならゲートキーパーをいっぱい作って配備すれば良いんじゃないんですか!?」
深王「ゲートキーパーはフカビトの侵入を拒みこの街を護る事に特化している。
故に我やオランピアのような戦闘に特化した能力は持たないのだ」

八十「そうですか。
とても残念です」

アモロ「え~~ザイフリート様のお造りになられた物なら何でもカッコいいですよ~!!」

トコ「クジュラ様は一度決めたことは曲げない御方です、目的が深層に向かう事なら深王様の仰る通りゲートキーパーを破壊するはずです」

ヨグ「なら、最悪の場合を想定するべきですねぇ」

トコ「っ…クジュラ様に限ってそんな、きっと大丈夫ですわ!」

アモロ「計画の変更?
オレとのバカンスの予定が繰り上げられるってことですか」

白兎「何言ってんのこんな時に…」

アモロ「はーーーい!!
ザイフリート様の為、世界の為、粉骨砕身の覚悟で頑張らせてもらいます!
行くぞお前ら!クジュラにお仕置きの時間だ!」

八十「お仕置きです、ワクワクしますね」

ヨグ「何で貴方たちはそんなに乗り気なんですか…一応昔はお世話になった筈ですよね」
光輝ノ石窟 - 11F

八十「気配はしませんね。
オランピアの報告通り先へ向かったのでしょう」

トコ「早くクジュラ様を止めなければ…諜報活動についてもまだ元老院へ報告出来ていませんし」

ヨグ「私もテオドラさんに相談しないと…」
11階の魔物も特に怖いところは無い。後々一周目のスクショと現在のステータスを見比べてみたら同等かそれ以上だったのでゲートキーパーのところまで魔物は避けて進むぞ!!

八十「昇り階段です」

ヨグ「この階は断罪の間があるエリアですねぇ…空気の流れを読むに隣にも同じような空間がありそうですよ」

トコ「という事は、このフロアは昇降しながら進むことになりそうですね」

アモロ「爆炎竜だらけだぜ!」

白兎「うわぁ…みんな殺気立ってるよ。
でもそーっと進めばバレないはず、だよね?」

白兎「来ないで!!」

ヨグ「白兎さんの悲鳴が一番大きい気がしますがぁ…」
レベル上げないように進もうとした矢先なんですけど!? と思ったらヨグのリミットスキル(絶対零度)がチャージされていたので冷凍処刑にしておく。
出しゃばらなければよかった物を…

アモロ「ドラゴンだ!おーい!!」

白兎「なんでこんな所にドラゴンが居るの!?つーか呼ぶな!!」

ヨグ「お、襲って来なさそうですし、放っておきましょうねぇ」
前も書いたけどIIIの11~12階のエンカウント率高くない? 下手したら10歩もしない内に卵とトカゲが襲ってくるんですけど…警戒歩行が恋しい

アモロ「あち~ここを休憩ポイントとする!」

トコ「休んでいる暇はありませんわ、アモロ様。
それに獣のような声もしますし、ここで休憩するのはオススメできません」

ヨグ「その事に関してですか、休憩しても大丈夫ですよ」
物知りのヨグ
休憩イベントも回収。 こういう特定職が活躍できるイベントもっとあっても良いのにね、と思ったがでもプリとかショーグンはどういうイベントになるのか予想が付かない

アモロ「そういえばこいつらの素材が欲しいって依頼受けてたよな?」

八十「確か冷気を与えるんですよね、私の専門外です」

ヨグ「フフフ、星術を使えば軽いものですよ」

白兎「依頼人はこんなチョコの出来損ないみたいなのが欲しいのか…それにしても溶岩で出来てるなんてびっくりしたぁ、短剣が歪んじゃうよ」

トコ「返ったらお手入れですね」
寄るでない!寄るでない! やっぱアモロのキングスマーチ(撒き餌)に寄って来てるのかな

トコ「まだクジュラ様には会えていませんね、急がないと──」

ヨグ「少し、靴ひもが解けていますよ」

トコ「本当ですね…私としたことが」

ヨグ「焦りは禁物です、樹海の中では特に。
一度落ち着いて深呼吸しませんか?」
光輝ノ石窟 - 12F

アモロ「クジュラやーい!
一緒に羽ばたく蝶亭で飲み会しようぜー!すっごい臭いお化けドリアンのサラダが出来たんだってー!」

八十「出て来て下さい、戦いましょう」
新しい階に降りたらまず帰るので、その前に近くの骨塚イベントを回収。

八十「団扇のような骨ですね、これを削ってチャクラムに出来ないでしょうか」

白兎「んー柔らかいし難しそうじゃない?」
HEYHEY いつも荷物袋に空きがない
ちなみにこのイベント、運(LUC?)が悪いとエンカウントして骨漁りタイムが終わっちゃう。 終わるかな…
三回とも八十が見つけるってこんな事ある? 戦いの気配を感じ取ってはしゃいでるのかも

八十「骨しかありませんね、未知の魔物とかいないんでしょうか」

アモロ「オレの顔のカモノハシ、アモノハシとか?」

ヨグ「何ですかその生き物は・・・」

白兎「荷物袋がいっぱいになっちゃったね、一旦整頓しないと」

トコ「一度街に戻り体勢を立て直しましょう…焦りは禁物とフローディア様からも言われていましたもの」
やめろ その言葉は俺に効く
次回は12階の探索になるよ、道順も知ってるしサクサク進めそうではある。 筆が進むかどうかは置いておいて…
今回のギルドカード - なし

アモロ「ザイフリート様の命令に従い、樹海の深層への不法侵入を企てるクジュラを追いかけるオレたちアモロ観光局!
トコとかは結構複雑そうだけどザイフリート様が笑顔になってくれるならそれでいいと思うんだけどな~?
果たしてオレたちはゲートキーパーを守り抜けるのか!そしてトコのスパイ活動の行方は!?」

テオドラ「・・・」