75.行く手阻む迷宮
2024/02/28
前回のあらすじ
アモロと協力し全ての幸せな終わりを目指すアルティメットアモロ! 一方で行方不明になったアモロを探してアモロ観光局は樹海を進む…

トコ「カナエ様もこの宿に泊まってらっしゃるとは…早急にアガタ様を見つけましょう!」

ヨグ「宿の方も仰ってますがあまり無理をしないで下さいねぇ」

八十「そんなに通ってましたっけ」
ネイピア「ん?ちょくちょく『アモロ観光局』の冒険者と取引するぞ?
ローブを深く被っておったから顔は分からぬが…お主たちの誰かでは無いのか?」

白兎「おお、オバケって言いたいの!?やめてよーっ!」

テオドラ「…知らないで使ってたのか」

ヨグ「フフ、店主さんはそういう所がありますし」

白兎「元老院のおばあちゃんも言ってたけど第一階層ってやっぱりそうなんだね」

トコ「そうですね。
私が幼い頃には既に第一階層は踏破されていましたから…」

テオドラ「未踏の地ねぇ…あらかた人の手が入りつくしてる気もするけれど未踏の地もどこかに残ってるのか」

ヨグ「やはりここは我が神のおわす空へ…え、飛べない?」

トコ「整備…といえば、この前テオドラ様のお船が落書きされたとお聞きしましたが!?
私が綺麗にしますよ!」

テオドラ「いや落書きはされてないっていうか、その…杞憂だよ杞憂」

トコ「夜分遅くに失礼いたしますフローディア様!
ありがとうございます、手ごわい相手も増えていますが皆さまと力を合わせて進んでいますわ!」

ヨグ「相変わらず元気ですねぇ…」

トコ「まさか!
尻尾を巻いて逃げだすなんて醜態は絶対に晒しませんわ、このトコ・ハーヴェイの名に懸けて!」
フローディア「…あんたの場合はその猪突猛進を治す必要がありそうだね」

テオドラ「まぁ…確かに」
垂水ノ樹海 - 3F
3階からはビックビルの出現率が体感減った気がするので昼探索も解禁。
でもビックビルが少なくなっても第二第三の強敵が待ち構えてるんだよなー…

アモロ「見てみて未来のオレ、でっかいカバだ!
何だか強そうだなぁ…」

すぐ倒せるだろうとFOE部屋でエンカウントして戦ってたらアモロ後ろ!後ろ!



アモロ「わぁ!カバそこそこ速い!」

アモロ「我が身を顧みず逃げたから体力減った~お腹空いた~」




アモロ「むしゃむしゃ…甘いぜ!
これは食べられる!」
こうして花粉を集めるハチの如く、アモロたちは花に顔を突っ込んだとさ…
普段はアモロの王者の凱歌で回復しているのでさっきみたいに戦闘を中断されると困るからHP回復イベントがあってよかった~
宝箱は上入口からの方が楽なので後で開封するとしてカバを回避。
流石にまだこういう編成への対処は構築できてないから逃げる! こんな時に子守唄か睡眠の呪言があれば…


アモロ「カバにカエルに、重たい奴らばっかりでオレお煎餅になっちゃいそうだぜ」


アモロ「やったー!!」

テオドラ「うおっ!?」
???「おいおい!そんなに身構えなくても良いだろ、オレは人間だって!
それより聞きたいんだけど、おたくら冒険者だよな?」

ヨグ「ええ、そうですよ。
もしかしてなにかお困りですかねぇ?」

トコ「あら。そのようなことでしたらテオドラ様にお任せください!聡明な御方ですからすぐに道筋も導き出せますわ!」

テオドラ「なっ!?、勝手に話を勧めないで欲しいんだけど…」

テオドラ「…はぁ、今回だけだから」

トコ「ありがとうございます!」
シノビの少年「それじゃあサッサと行こうぜ!」

ヨグ「…今の私とテオドラさんなら倒して進めそうな気もしますが、どうしますかぁ?」

テオドラ「…下手にあれこれするよりも大人しく進んでおく方が良いと思う」

白兎「もう着いた!?
流石テオドラちゃん…!」

テオドラ「いや、これくらい誰でもできるし…」

トコ「皆さまも感謝していますし誇るべきですよ!」

トコ「そうですよね!
テオドラ様は他にも船の操舵も出来ますし航海も星読みも出来るんですよ、いろんな国の言葉もご存じですし樹海に対する造詣も深くて…」

テオドラ「恥ずかしくなってきたからやめろ」

ヨグ「仲良しですねぇ…ところで自己紹介がまだでしたね。
私はヨグ、ギルドアモロ観光局の冒険者です、貴方の事をお聞きしても?」

白兎「アガタ、アガタっていうと…」
アガタ「お!知ってる感じか?
まぁ同業者なら宵闇のアガタって言った方が分かりやす──」

八十「私たちは星詠みのカナエさんという方に頼まれて貴方を探していました。
無事に見つかってよかったです」

トコ「…あ、お待ちくださいアガタ様!
実は私たちも仲間と逸れてしまいまして…」

白兎「アモロっていう青い長髪で透かし彫りの鎧を着たちょっと頭が変な男の人を見なかった?」
アガタ「知らな──いや、青い長髪の男?
それなら少し前にこの階で見かけたぜ、一瞬だったし見間違いかもしれないけどな」

ヨグ「成程、ご協力感謝します」

白兎「うーん…少し前かぁ。
あんまり参考になら無さそうだったね」

テオドラ「商店での証言を合わせるとますます分からなくなってくる。
アモロは姿を隠して何がしたいの…?」
アーモロード

白兎「うわっ!
羽が八枚ある魚だ…」

トコ「八羽根トビウオといって干物や小鉢にすると美味しい魚なんですよ?
うふふ、沢山釣れましたね!」
宿の息子「そうなんです!この魚たちは今日の夕食にお出しさせてもらいますね」

ヨグ「それはそれは…おやカナエさん」

八十「アガタさんが見つかりましたよ、垂水ノ樹海の3階にいました」

白兎「後で戻るって言って先に進んじゃったけど元気そうだったよ。
カナエちゃんも大変だねぇ…」

トコ「いえいえ謝らないで下さい。
私たちも無事で何よりだと思っていますから」

テオドラ「流石に今晩には戻って来るんじゃないかしら、物資も残り少なそうだったし」
カナエ「物資がですか…これは後でしっかり話をしておかないと。
それでは私はこれで…皆様の探索に星の導きのあることを祈っております」
垂水ノ樹海 - 2F
一方その頃アモロたちは2階の宝箱漁りに集中していたのであった──!
最近の戦いが結構逃げまくって無理やり抜け道を開通させているパワープレーだったのでレベル上げも兼ねて。

アモロ「この剣なんだか持つとビリビリするぜぇぇぇ…」

FOEを避けてパライズブレイド(麻痺付与)を入手! アモロも後列に常駐するようになったしダガーで必死に戦うよりかは状態異常付与の方が貢献できるよね。
予想通りプリのLUCもそこそこあるので結構な確率で麻痺を付与!(これは後撮りだけど)
流石に完封までは出来ずとも相手が一体動けなくなるだけで楽に戦えるのは革命的。
そしてクロススラッシュが武器の攻撃力も依存していることにはまだ気づいていない…え!?ってなったよ


アモロ「何か策があるのか未来のオレ!」


まだ消費TPが多いけどボット召喚からの一斉攻撃で大体死ぬようになった。
かた~いノコギリガザミも冷凍!
あーあ全部の敵に三属性弱点付かないかな~

アモロ「あ!この尻尾初めて見るぜ!」

いくらボットが強くても流石にこういう時は逃げるけどな!! 母艦がやられる!!

アモロ「酒場の話を聞いたら飲みたくなってきたぜ…一旦帰ろう!」

垂水ノ樹海 - 4F

トコ「この階のどこかにアモロ様が…」

テオドラ「まだ決まった訳じゃないけど…あれは?」

トコ「クジュラ様ですわ!こんにちはクジュラ様!
お元気でしたか~?」

八十「走って行きましたね」

白兎「ふふふ、なんだか見えない尻尾が見えるような…あ、デコピンされてる」

トコ「ありがとうございますわ。でも痛かったです…」

ヨグ「おやおや、それはそれは…貴方が居るという事は元老院の方で何かありましたかぁ?」
クジュラ「察しが良いな、俺がここに居るのは元老院の指令によるものだ」

白兎「き、危険!?
一体何なんだろう…?」
クジュラ「それを知りたいなら一度元老院へ戻るんだな、この件に関しては俺よりも婆さんの方が詳しいだろう」

テオドラ「…ここから先は本気で命の危険が付きまとう、ってことか」

トコ「命の危険…ううん、その様な事で怯んでいては王家の侍女は務まりませんわ!
了解しましたクジュラ様、行きましょう皆さま!」
アーモロード

トコ「トコ・ハーヴェイ、ただいま戻りましたわ!」

ヨグ「4階でクジュラさんと出会ったところ、こちらに行けと言われてきたのですがぁ…」

八十「選別ですか」

トコ「何か試験があるのでしょうか…?」

白兎「ミッション?」

テオドラ「基本的には国から発布される全ての冒険者に課される指令の事ね。
大型魔物の討伐だったり樹海全体で行う大掛かりな捜索もこういうのに分類される」

トコ「成程、つまりは一流冒険者になるための試験という訳ですね!
お任せくださいフローディア様!必ずや魔魚ナルメルを討伐して見せます!」

テオドラ「まぁ何だとしてもここで足止めを貰うわけにはいかないし」
フローディア「あんたらがミッションを引き受けてくれるのかい。…まあ確実に受けるだろうなとは思っていたけどね。」

ヨグ「目的ですかぁ…トコさんは何かご存知でしたか?」

トコ「いえ、私は知りません…あ!もしかすると衛兵隊を募集しているのかもしれませんよ!?」

テオドラ「・・・そっか」

白兎「ん?なにか恐ろしいことが聞こえた気がするけど」

八十「それは困りますね、折角強敵と戦えるかもしれないというのに…」

トコ「お任せくださいフローディア様!
アモロ観光局が魔魚ナルメルを討伐して見せましょう、行きますよ皆さま!」

白兎「ええ~っ!?
こういうのってちょっと下調べとか必要なんじゃない…?」

テオドラ「…白兎の言う通りね。
ミッションともなれば出回る情報も多いだろうし損はないと思うわ」

ヨグ「それにアモロさんも迷子のままですし」

トコ「そうでした!」
アーモロード - 街

八十「楽勝ではつまらないのですが」

白兎「つまるよ!!」

白兎「…忙しそうだね、これじゃあアモロ観光局の話は聞けないかも」

トコ「ここのところ冒険者特需ですからね、見かけたとしても覚えてらっしゃるかどうか」

ヨグ「第一階層は踏破済みって事ですし、最早名物みたいなものなんですかねぇ」

テオドラ「意外とそうかもよ、東の果てでは世界樹まんじゅうってのもあったし」

八十「魔魚ナルメルがどのような方なのか楽しみです」
ギルド長「ほう、闘志はあるのは結構だがそれだけではこのミッションは突破できないぞ」

トコ「はい!一番大切なのはやはり愛ですよね!」
ギルド長「…お前ら」

ヨグ「ミッションが終わってからゆっくり観光しますかねぇ」

白兎「それで死んだら浮かばれないよ、やっぱり今観光しない?」

テオドラ「…暢気だな」
アーモロード - 羽ばたく蝶亭

トコ「…まぁ!皆さまこのクエストはどうでしょうか?」

ヨグ「ほう、どれどれ…」
アーモロード - アーマンの宿

トコ「その通りですわ、一通のボトルメールから始まる交流…とてもロマンチックです!」

白兎「でも凄いね…う、海に手紙を流すとは、私にはとてもできない」

八十「漁師という事は海辺に住んでいるのでしょうか」

ヨグ「もしかすると会いに行ける距離にいらっしゃるのかもしれませんね」

テオドラ「あたしだったら趣味の話とか…?」

八十「私にはさっぱり分かりません」

ヨグ「うーん…今後の目標ですかねぇ」

トコ「宿のお仕事を頑張っていらっしゃいますしお仕事のことは如何でしょう?」

白兎「家族、家族の事なんかどう?」

白兎「にひひー!だよね、家族の話は盛り上がるからね!
息子くんの宿屋の話も書いたりしちゃってさ~それから…」

トコ「うふふ、夢が広がりますね♪」
これはクエストで必要なのは大ムカデの多脚!条件ドロップの方じゃなかった時のスクショ! 20ターン返して
そしてアモロたちの宿代もついに50エンへ…何とかしてサエーナ鳥を倒して無料宿屋を解禁しないと…!
垂水ノ樹海 - 4F

白兎「あの金髪は…ていうかずっとここに居たの?」

トコ「クジュラ様~!遅くなりましたが元老院でお話を聞いて来ましたわ!」

トコ「このトコ・ハーヴェイが魔魚に勝つ所をクジュラ様にもお見せしますわ!」

八十「トコさんは元気ですね」
クジュラ「…それと、これは選別だ」

テオドラ「…ありがたく活用させてもらう」

ヨグ「これは一層頑張らないといけませんねぇ」

トコ「目指せアモロ観光局、打倒ナルメルですわ!」

白兎「おーっ!」
今回のギルドカード - なし

ヨグ「アモロ観光局宛てにお便りが来ていますねぇ…『トコと元老院の関係って?』だそうです」

トコ「職場です。
厳密にいえば私自身はアーモロード王家の侍女見習いなので元老院に出入りできているのは侍女の大先輩であるフローディア様のお力が大きいんですよ」