『冒険者との遭遇』

2023/07/13

前回のあらすじ

ミコトていけつあつは古跡ノ樹海2Fへと進んだ。

3F - 死と隣り合わせに進む樹海

ハイラガ

ミコト「この階層には何があるのかし…あら?」

ハイラガ ハイラガ

ミコト「犬?」

ていけつあつ「狼だろ」

ミコト「まあなんだっていいのよ、あたしたちに何の御用?」

ハイラガ ハイラガ

ていけつあつ「何なんだコイツ…こっちに何かあるっていうのかよ」

ミコト「申し訳ないけれど、あたしたち先に進まないといけないの。 ちょっと通してもらうわよ」

ハイラガ ハイラガ

ミコト「きゃっ!もう…この犬何のつもりなのよ!
通して!退きなさいったら!」

???「ウウゥ……!」

ていけつあつ「妙にしつこいなコイツ…」

ハイラガ

ていけつあつ「…ま、無理に事を荒げる必要もないんじゃねえの。 取って食おうって感じもしねえし」

ミコトどこがよ!!ワンワンやる気満々に見えるけれど!?

ていけつあつ「やる気だったらもう噛まれてるだろ?バカか」

ミコト「はあ!?バカって何よ!」

???「……」

言い争い始めた二人をじっと見ていた狼は不意にミコトのスカートの裾を咥えると北の小道へぐいぐい引っ張り出した
その動作は獲物の肉を食いちぎる動き、というよりも聞き分けの無い子犬の首筋を噛んで運ぶ母犬に近い。

ハイラガ

ミコト「わ!ちょっと犬!なによ!服を引っ張るんじゃないわよ!痛いっ!」

ていけつあつ「あーお嬢様可哀想ですねー…ん?」

ハイラガ

ミコト「誰よ!」

???「すまない、驚かせてしまったようだね。
だがクロガネも悪気があってやったわけでは無いんだ。」

ミコト「クロガネ…この犬のこと? それより、そもそも貴方何者なのよ!?」

???「…犬ではなく狼なんだが、その通り。彼、クロガネは私の仲間だ。 そして私は──」

ハイラガ ハイラガ

フロースガル「新たな冒険者が公国を訪れたと聞いたので、こうやって待っていたんだ。
まあ、個人的なお節介なんだがね」

ミコト「そうだったのね…あたしは巫医のミコト、そしてこっちは呪術師のていけつあつ」

ていけつあつ「ほーん、それで…そんな聖騎士様が俺たち新米冒険者に何の御用ですか?」

フロースガル「それを今から説明しよう。 あれをご覧」

ハイラガ ハイラガ

ミコト「…キラキラしてて綺麗、でも」

フロースガル「どうかしたのか?」

ミコト「どうしてあたしたち同業者にこういう情報を教えるの?
まだあたしは名を上げたわけじゃないのに…何か意味や利益があるの?」

フロースガル「そうだね…強いて言うならば『冒険者は助け合いの職業だから』かな
君の言う通り沈黙が金になることもあるけれど、困った時は協力した方が長生きできるからね」

ていけつあつ「ん、桃色のは無いのか?」

フロースガル「桃色の…ああ、樹海磁軸の事かな。
ここにはないが君たちが探索を続ければいつか出会う事になるだろうね」

ミコト「ていけつあつ貴方、樹海磁軸のこと知ってたの?ねえねえこれって何で出来てるの?」

ていけつあつ多分木だろ、世界樹なんだし

ミコト「貴方に関しては元から期待してなかったけど…フロースガルさんはご存知かしら?」

フロースガル「さあね。 この磁軸も、今いる世界樹の迷宮ですら誰もその成り立ちを知らないのさ
…だからこそ、未知なる夢を追って沢山の冒険者が集うんだろうね」

ミコト「ふうん、 だったらあたしがその謎を解明してあげるわ

フロースガル「ほう、それは頼もしい限りだ。 …ならばこれ以上のお節介は野暮だろうね、ではまたどこかで」

クロガネ「ワン!」


ハイラガ

ていけつあつ「行っちまったな」

ミコト「うーん、起動したらしいけど…触っても特に何も起きないわね。
ま、無視して進みましょ」

ハイラガ ハイラガ ハイラガ

ミコト「大丈夫よ、護衛(ていけつあつ)がいるから」

宿屋の女将「そうかい?そっちのボクちゃん、なんていうか頼りなさそうに見えるけどねえ」

ていけつあつおい


ハイラガ

ミコト「当たり前でしょ?このまますぐに最上階まで登ってやるから覚悟する事ね」

ハイラガ ハイラガ

酒場のマスター「あと…折角捕まえた美人なんだからお前さん、ちゃんと手綱握っとけよ」

ていけつあつ「いや勝手に着いて来てるだけだからこのガキ」

酒場のマスター「へっ!そんなこと言って、別の奴にかっさらわれても知らねえぞ?」

ミコト「ねえ!何話してるの?」

ていけつあつ「何でもねえよ、あっち行ってろ」


ハイラガ ハイラガ

ミコト「あの二人か…」

ギルド長「もう出会っていたのか。新米に優しい冒険者は珍しい、お前たちも運が良かったな」

ていけつあつ「それにしても一人と一匹って結構無謀だよな…」


ハイラガ

ミコト「確かこれが欲しいって依頼があったわよね」

ハイラガ ハイラガ ハイラガ

ていけつあつ「なんだコイツ、妙に人懐っこいな…ってオイ!

ミコト「あら、噛んだりしないわよ?怖がりねえ」

ハイラガ ハイラガ

ミコトきゃっ!何するのよ!!」(荷物袋を振り回す)

ハイラガ

ミコト「ふん、野生動物風情が生意気なのよ!どっか行きなさい!」

ていけつあつ「流石に自分が入った荷物袋振り回されちゃ逃げるよな」

ミコト「それにしても何だったのかしら…リスにしては妙に手慣れてたし」

ていけつあつ「多分どっかのアホが逃がしたペットだろ。 命の責任はどこへやら…」

ハイラガ

リスイベント、その日の宿代すら危うい二人がアリアドネの糸なんて高価な物を持ってるわけもなく!!


ハイラガ ハイラガ ハイラガ

ていけつあつ「うおっ…重…」

ミコト「二人でなら持てなくもないけれど…」

酒場のマスター「ああ、ソレに関してちょっとした注意事項があってだな…」

ハイラガ ハイラガ ハイラガ

ミコト「…」

ていけつあつ「…」

ハイラガ

3F編とは銘打っているが到達後のスクショの半分は2Fのリスやクエストをこなすシーンだった。
他には

ハイラガ

PICNICレベリングの際に間違って鹿と衝突、後ろがドアなので逃げるに逃げられず不運な事故したシーンも。
ドロップはポイして証拠隠滅!!

ハイラガ ハイラガ ハイラガ

レベル上げ(ミコトの耐久力や病毒の呪言のため)と並行しながらお金を稼いで次回に続く!!

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