『樹海で一番自由な奴ら』
2023/12/10
前回のあらすじ
ミコトとていけつあつは無事火トカゲの羽毛を入手しミッションを達成した。
9F - 未だ開き得ぬ紅の顎

ていけつあつ「お、新顔」

ミコト「でもあんまり動かないわね」

ミコト「ふん、あたし達が2歩進む間に1歩進むみたいね。
もっと早く動いてくれないかしら」

ていけつあつ「それだと今度は邪魔だって言うだろお前」

ていけつあつ「普通に眠る奴に負ける気しないわ~」

ミコト「動く植物に獅子と鷲のキメラ、全くこの樹海は退屈しないわね」
今のところ睡眠が効かない相手はいないので(TPが許すなら)睡眠の呪言一手で立ち回れる。奇襲はやめて!!
この三色の木の実(第二階層レア採取)は各種起動符の材料になる。
ボス・FOEは属性弱点な事が多いし定期的にむしりに行こうね

ミコト「…その爪そんなに痛くないわね。
研ぐの忘れちゃったのかしら?」

ていけつあつ「あの鹿の角すげぇな、何年生えっぱなしなのやら…街の金持ちに売れそうだな」

ミコト「それならもう街で見たことあるわよ。
そんなに高くなかったわよ」

ていけつあつ「けっ鹿の角ならどれも同じだろ」
相手内に大キノコが居たら基本睡眠の呪言が優先。
どれから倒すかは相手による。
大体はHPの多い相手や攻撃力の高い個体から始末して大キノコは最後まで眠っていてもらう感じ。
起きたら再度睡眠の呪言で寝かしつける(でも倒しきるまでが長いので結構TP消費する)

ミコト「この鹿も肉付きがいいしシチューにしたら美味しそうね」

ていけつあつ「いっそのこと樹海の獣を食べて暮らすか?食費も浮くし、あーでも料理めんどくさいからやっぱ無しだな」

ミコト「ぐっ…あの鳥よく奇襲してくるわね、毎回樹上からうっとおしいのよ」

ていけつあつ「でも封じるなら頭にしとくべきだったな草野郎」

ていけつあつ「前々から思ってたが状態異常とか封じとか、巫術で何とかできねぇのか」

ミコト「そういう術があれば使ってるわよ。
あるにはあるんでしょうけど知らないわ」

ていけつあつ「ふーん、お前使えねぇな! ぐえっ」

ていけつあつ「なんか踏んだか?」

ミコト「踏みかけたみたいね。
ほら…」

ミコト「何を食べたのかしら。
それっ!ほらっ!吐き出しなさい!」(ぶんぶん)

ていけつあつ「そんなに振り回したら死ぬだろ。
…喉に指突っ込むとか腹を押すとかねぇのか」

ミコト「へぇ…ほらアーン」

ミコト「吐くだけ吐いて行っちゃったわね、あれで飢え死にする事は無いでしょ」

ていけつあつ「あんだけ振り回されて生きてるとか頑丈だな…まぁ魔物だし」

ミコト「さっきのヒナが食べていたのは宝石…ふーん、魔物って悪食なのね」

ていけつあつ「ん、降りるのか。
…まぁ他の道も見つからねぇし」

ミコト「上への階段なんてありません、って事は無いわよね」

ていけつあつ「それは無いだろ。
薬泉院の医者ですら10階まであるって把握してたんだから」

ミコト「奇襲する気満々だったんだろうけど眠りの鈴一つで全部おじゃんになるんだから滑稽なものねぇ」

ていけつあつ「銃か…杖の先にでも括りつけて戦うか?」

ミコト「お堅い連中が目白押しね。
面倒だしそっとしておきましょ」
ここのFOEはどこまでも追いかけてくるけど眠りの鈴で眠らせればノープロブレム!
採掘エリアも見つけたけど遠すぎるからちょっと…

ミコト「この階層は意外と複雑ね。
二つの階が一つの階になってる感じかしら」

ていけつあつ「あー!歩きたくねぇ!!」

ミコト「この甘い香りは…」

ていけつあつ「おラッキー、野イチゴじゃねぇか。
しかもいい具合に熟してやがる」

ミコト「魔物もいないし食べちゃいましょ」

ミコト「ちょっと!一人で全部食べちゃって、本当に卑しい奴ねぇ」

ていけつあつ「旨いもんは食ってなんぼだろ、あーうめっ」

ミコト「暴飲暴食されるとあたしの方にも共有されるのよ、ただでさえ二人分の栄養が回ってるのに」
樹海イベントのお陰で甘党で罠に引っかかっちゃうドジっ子属性を付与されるていけつあつ
要素だけ抜き出せば十分萌えポテンシャルはあるけども…(天才だけど悪人で面倒くさがり)

ていけつあつ「段々この階の全容も明らかになってきたな。
にしてもなんでこう隔絶されたエリアがあるのやら」

ミコト「サラマンドラが暴れたんじゃない?」

ミコト「ていけつあつ、貴方から腐敗集がするんだけど?」

ていけつあつ「しねぇよ!
つーか俺が腐ってたらお前もそうなるだろ…犯人はあれだよアレ!」

ていけつあつ「うぇー…でもこんなにデカい魔物ならなんかあるかもな」

ミコト「本気で探すの!?うぅ、くさっ」

ミコト「どうしてくれるのよていけつあつ!」

ていけつあつ「知らん!武器取れ!」

ミコト「ここで死んだら貴方のせ──」

ミコト「なんだ…ただのグリュプスじゃない」

ていけつあつ「厳ついツラして病毒一発なんだから楽なもんだよホント」
走り去りたまえ!(命令)

ミコト「病毒の呪言は良かったけど汚れたじゃない!もう!匂いが付くんだけど!?」

ていけつあつ「腐った死体とゲロと吐血と…悲惨だったなぁ」

ミコト「笑える要素どこにもないんだけど?」

ミコト「あ、昇り階段よ」

ていけつあつ「現在地が8階だから…やっと元の階に戻れるな」

ミコト「元の場所まで戻ったし一旦帰還するわ」

ていけつあつ「おぉ、珍しく気が合うな。
どういう風の吹き回しだ?」

ミコト「赤い森にも飽きたのよ、貴方のサボり癖と一緒にしないでよね」

ていけつあつ「ほぼ同じじゃねぇか」
街

ミコト「むぐぐ…自分で拭けますから…」
宿の女将「もうちょっとで終わるから…おやまた怪我してるじゃないか、しかも顔に!
…でも治りかけじゃないか、よかったねぇ!顔は女の命なんだからもっと大事にするんだよ?」
宿の女将「あんたも!
男なんだからしっかりこの子を守るんだよ、いいね?」

ていけつあつ「…ぇえ?!
はぁ、まあ、へぇ…(守ってないけど)」

ていけつあつ「……魔物でもねぇとコイツの手綱は握るのは無理──うげぇ!」

ミコト「……結婚か、虫唾が走るわねぇ」
女将さんのこの会話からていけつあつ=魔物説が誕生するのであった──!!

ミコト「ふふ、あたし達と関わって元気になる人が増えるのは嬉しい事だわ。
これからも応援よろしくね」

ていけつあつ「…ま、外見はともかく今話題の冒険者ギルドがお得意様なんだから多少なりとも儲かってるんだろ」
どうせ蘇生しても皮膚化が無いと一撃死もあり得るのでネクタルIIはお小遣いになってもらう。
ネクタルIIを売った金でメディカIIを買う方がこの二人は戦い易いんでな!!

ていけつあつ「尻尾?それがどうしたんだよ」
酒場のマスター「なぁに、客と賭けしてな。
尻尾が生えりゃ俺の勝ち、生えなきゃ相手の勝ちってワケだ!
まぁ俺とお前らの仲だ、尻尾は生えるモンだと信じてるぜ?
なぁマザーハーロットのお二人さん!」

ミコト「あらあらマスター、口伝よりもっと確実な方法があるわ。
実際に貴方が行って切ってみればいいのよ?」
酒場のマスター「無茶言うんじゃねえよ!ったくとんだお嬢様だな…」

ミコト「ふふふ」

ミコト(…この人がそんなことを言うとは珍しいわね)
ギルド長「…なんだその顔は。 私からいえることはそれだけだ、さっさと出ていけ」

ミコト「へぇ、その階ならもう歩いたし簡単そうね」

ていけつあつ「地図くらい自分で書けばいいのにな」
酒場のマスター「だよなぁ!まぁ衛士じゃ心許ねぇんだろ」

ミコト「心許ないねぇ、分からなくもないわ」
街 - 大公宮
大臣「…そなたらであれば何も問題あるまい。
『前回』のミッションでもその手並は見事だったからのぅ」

ミコト「お役に立つことができてありがたいです、そして今回も私たちに任せて下さるとは大変光栄ですわ」
大臣「ふぉっふぉ…さてと、依頼の話じゃが…今の時分で我々の手元にある図面は6階までしか無い。
新しい階層に着手はしているのじゃが其処から一向に進む気配が無くてな…」

ていけつあつ「大体書けてるし写し作業か…めんどくさ」

ミコト「手足を動かせば完成するわ、ほら行くわよ」

ミコト「ふーん…狩りか、これも受けるわ」

ていけつあつ「俺の意思は?」
酒場のマスター「もう病的なまでにな。
この国は寒いし敷物や防寒具にするなら分かるが…コイツの屋敷の壁には毛皮という毛皮が飾られているって話だ」

ていけつあつ「貴族の趣味はよく分からん、お前なら分かるか?」

ミコト「知り合いだとしても分かるわけないでしょ。
昔会った時も毛皮の話ばっかりしてたわ」
酒場のマスター「嬢ちゃん貴族と知り合いなのかよ!?…まぁ、話を続けると」

ていけつあつ「その魔物の正体は三頭飛南瓜でした」

ミコト「南瓜に毛なんてないでしょ」

ミコト「生け捕りがいいの?」
酒場のマスター「いや、毛皮が欲しいって話だからそこは別に指定なかったぜ。
…何するかは知らねえけど毛皮は残しとけよ?」

ていけつあつ「はいはい」
クエスト - 貴族と獣のゲーム

ミコト「それで捕まえる作戦はあるの?」

ていけつあつ「作戦なんていらねぇよ、作戦ってほどの物じゃねぇ」

ミコト「あら凄い自信ね、それじゃあ期待しておいてあげる」

ていけつあつ「…吟遊詩人でも連れてりゃお貴族様もぎっくり腰にならなかったかもなぁ」

ミコト「眠らせちゃえば殺すも生かすも自由よね、狩りとしては最悪につまらないけど」

ていけつあつ「魔物自体はクソ弱いな、脚の速さで生きてたって感じか?」

ミコト「無抵抗っていうかビックリして動けないのかしら、もっと走りなさい!食べちゃうわよ!」
クエストFOEでもFOEだから経験値は0 ハイ・ラガードの掟

ていけつあつ「はい勝ちー呪言舐めてた?」

ミコト「あはは! 苦悶の表情で死んでるわね、まぁどうでもいいけど。 もっと強い奴だったらよかったのに」

ていけつあつ「弱い者いじめはやっぱり一番のストレス発散だぜ、またこういうクエストねぇかな」

ミコト「相変わらずの趣味ね」

ていけつあつ「そんな頭の悪い事しねぇよ…『こんにちは』って挨拶しただけだ」
酒場のマスター「へぇ挨拶か!
んで魔物も『おはよう、良い天気だな!』って返してきたってか?」

ミコト「ていけつあつの趣味よ」

ていけつあつ「何も変じゃないぜ。
どんな生き物でも毒食らったらそうなるだろ」
本来は逃走ネズミ(クエストFOE)を追いかけて追い詰めて倒すのが流れとして正しいっぽい。
眠りの鈴を使ったせいでていけつあつのサディスト趣味が露見するだけの話になったね!
クエスト - 未踏の樹海

ていけつあつ「獣道、いや獣広間か」

ミコト「…地面に毛も付いてるし何かいるわね」
見慣れたモノって嫌すぎるんですけど…ハイラガードの迷宮には死体がゴロゴロ!

ていけつあつ「ふむ、剣でやるには位置が低すぎるな」

ミコト「貫かれたような痕もある、犯人は──」

ミコト「──こいつらで間違いないわね」

ていけつあつ「やっぱ毒に弱いのな、野生のくせにどうやって生きてるんだか」
二人とも先手を取ったのカッコよかったよー!確かこの戦闘って先手奇襲もランダムだったはず。
背後からやって来た魔物の一撃を振り返りもせず受け止めるミコト!
体勢を整えようとする魔物を逃がさないていけつあつ!

ていけつあつ「どれどれ…」

ていけつあつ「いらねぇ。
なんなら俺らの方が多く歩いてるし」

ミコト「生憎だけどそれ以上のがあるの、これは残しておいてあげるわ。
不運な衛士さん」

ミコト「目の前で歩いてもすぐ襲ってくるわけじゃないのね」

ていけつあつ「あんまりもたもた戦ってると追突されるけどな」

ていけつあつ「奇襲だろうが眠らせちまえば逃げるのも楽勝だな。
ほら置いてくぞ」

ミコト「んぐ…ちょっと待ちなさいよ…!」

ミコト「そういえばこっちの一本道はまだ未探索ね、何が待ってるのやら」

ていけつあつ「…いつものか、歩くだけ無駄だったな」

ミコト「病毒の呪言で片付く楽な相手ね、ていけつあつ!」

ていけつあつ「俺はお前の便利な道具じゃねえ」

ミコト「相変わらずひねりが無いわね、あの魔物。
隠れてるだけだし鈴一つで動けなくなるもの」

ていけつあつ「その分どこまでも追いかけてくる所にはちょっと尊敬するな…アホとして」

ていけつあつ「よっこらせ…あの魔物はまだ動いてねえな、ケツ噛まれなくてよかったじゃねえか」

ミコト「そういう不届き者は全員蹴り殺して来たわ。
貴方もどう?」
階段前の抜け道開通!これで街に帰ってのんびりできるね

ていけつあつ「ん、人影…なんだ衛士か」

ミコト「こんにちは衛士さん。
お仕事中ですか?お疲れ様です」

ていけつあつ「俺みたいだな」

ミコト「貴方自分を客観視できたのね。…衛士さん、お疲れだけど大丈夫?
何だかとても眠そうだけど」

ミコト「…」

ていけつあつ「…」

ていけつあつ「…妙に広い空間に出たな」

ミコト「アムリタ?
初めて見る薬品…ていうかイチゴの蜂蜜漬けじゃない」

ていけつあつ「ふーん…ここのアムリタは旨そうだな」
みんな大好きアムリタ!ハイラガのカースメーカーの主食
普段のプレイスタイルはアムリタガンガン乱用だけど現時点では貴重品なので大事にする。
IIでは品切れなし・安いからこれをガンガン飲ませてHP1のていけつあつを労働させた記憶がよみがえる…
取るもの取ったし帰るか…
それとていけつあつは遂にペイントレードを習得!DS二人旅の後半で死ぬほど乱用した
まだHPブーストないしレベルも低いからこれからじっくり育てる予定。

ていけつあつ「あ昼間の衛士。
よぉ…」

ミコト「あらあら職務熱心なコト。冒険者ギルドに知らせようかしら、『危険な樹海の中で居眠りする衛士がいる』って」

ていけつあつ「ついでにどこの部隊なのか調べようぜ?
『部隊章も確認出来るくらい熟睡してました…」

ミコト「財布ね、どう考えても」

ていけつあつ「この衛士だけ別の樹海歩いてるんじゃねぇのか、お客様用樹海~お子様やワンちゃんのお散歩でも安心です」
魔が差しますか?って何という選択肢じゃ この二人は選択肢なくても魔が差すけど。

ていけつあつ「あれーふしぎだなー巾着袋が勝手に手の中にー」

ミコト「やっぱり巾着袋の中身も持ち主を選ぶのねぇ」

ていけつあつ「次は眠気覚ましでも持っとくこった、マヌケ」

ミコト「まぁていけつあつ、そんなこと言わないの。
自分から財産を貢いでくれたのよ?」
無欲で心優しい衛士の財布を握りしめ、第二階層最後の階へ!